パーソナルトレーナーの志望動機|書き方と状況別の例文6選

パーソナルトレーナーの志望動機を書こうとしても、「トレーニングが好き」「人の役に立ちたい」から先が続かない。そんな悩みを抱えていませんか。

採用側が志望動機で確かめたいのは、主に「なぜこの仕事なのか」「なぜこのジムなのか」「入社後にどう動けるのか」の3点です。この記事では、公開されている求人票や厚生労働省の職業情報をもとに採用側の視点を整理し、4ブロックの型、状況別の例文6選、NG例の改善、面接での伝え方までを解説します。なお、掲載している例文はすべて説明用に作成した架空のものです。

目次

  1. パーソナルトレーナーの志望動機で採用側が見ているポイント
  2. パーソナルトレーナーの志望動機を書く前にやる3つの準備
  3. パーソナルトレーナーの志望動機の書き方|4ブロックの型
  4. 【状況別】パーソナルトレーナーの志望動機の例文6選
  5. スクールで学んだことを志望動機に活かすコツ
  6. パーソナルトレーナーの志望動機でよくあるNG例と改善例
  7. 面接でパーソナルトレーナーの志望動機を伝えるポイント
  8. パーソナルトレーナーの志望動機に関するよくある質問
  9. まとめ|パーソナルトレーナーの志望動機は「なぜ・なぜここ・どう貢献」を自分の言葉で

パーソナルトレーナーの志望動機で採用側が見ているポイント

パーソナルトレーナーの志望動機で採用側が見ているのは、仕事を理解したうえでの動機か、応募先と相性がよいか、そして入社後に学び続けて貢献できる人物か、という点です。まずは読み手の視点を知っておくと、何を書くべきかがはっきりします。

採用担当者は志望動機から何を読み取ろうとしているのか?

志望動機は「この人はお客様と長く向き合い、当ジムで成長してくれるか」を判断する材料として読まれています。

パーソナルトレーニングは、1対1で一定期間お客様に伴走する仕事です。指導の技術はもちろん、お客様との信頼関係を築けるか、壁にぶつかっても学び続けられるかが、成果にもお店の評判にも直結します。そのため採用側は、志望動機の文面から次の3つの問いへの答えを探しています。

  • なぜパーソナルトレーナーなのか:仕事内容を理解したうえでの動機か
  • なぜ当ジムなのか:コンセプトや客層と、応募者の考えが合っているか
  • 入社後にどう動けるのか:今の自分が提供できることと、学ぶ計画があるか

1つ目だけだと「トレーナーになれるならどこでもよいのでは」と受け取られ、2つ目だけだと仕事への理解が浅く見えます。3つ目が抜けると受け身な印象になりやすいため、3点をそろえることが基本です。

華やかなイメージだけで志望していないかも見られています。体力面や収入面を含めた仕事の現実は「パーソナルトレーナーはやめとけ?理由や将来性・向いてる人の特徴」で整理しているので、応募前に目を通しておくと志望動機に深みが出ます。

求人票や公的な職業情報ではどんな人物像が求められている?

公開情報を見ると、専門知識を学び続ける意欲と、人と向き合うコミュニケーションの姿勢が共通して求められています。

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)の「スポーツインストラクター」では、就業について「入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない」としたうえで、「スポーツ・運動の指導技術や会員との信頼関係の構築、施設のマネジメント能力も必要となる」と説明しています。スキルの項目では「指導」「説明力」「傾聴力」などが上位に並んでいます。

実際の求人票も確認してみましょう。以下は閲覧時点で公開されていた内容の抜粋です。

情報源記載内容(抜粋)志望動機への示唆
厚生労働省 job tag「スポーツインストラクター」学歴や資格は特に必要とされない/指導技術や会員との信頼関係の構築も必要資格の有無より、信頼関係を築く力と指導への理解を示す
RIZAPグループ株式会社の求人(パーソナルトレーナー)「技術や専門知識をきちんと習得し、プロのトレーナーとして成長できる方」「人と接することが好き、人を喜ばせることが好きな方」など学ぶ姿勢と、人を喜ばせたい動機を具体的なエピソードで示す
株式会社フィットクルーの求人(エン転職、2025年3〜4月掲載)「人柄・意欲重視の採用!」/入社6ヶ月以内に資格試験を受験/配属前に4週間の座学・実技研修未経験でも、入社後に資格取得まで学び切る意欲を伝える

求人内容は時期によって変わります。応募する際は、必ず応募先の最新の求人票で「求める人物像」や応募条件を確認してください。

未経験・資格なしでも志望動機で評価してもらえるのか?

未経験者を歓迎する求人は実際にあり、その場合は「今できること」と「学ぶ計画」を具体的に示せるかが評価の分かれ目になります。

上の表のように、入社後の研修や資格受験を前提に採用する求人もあります。こうした採用では、現時点の知識量よりも、研修についていける基礎と学び続ける習慣があるかが見られていると考えられます。

ただし「未経験歓迎」は「準備ゼロでよい」という意味ではありません。読んでいる専門書や学習中の科目、受験を予定している資格と時期など、行動の事実を書き添えるだけで、同じ未経験者の中でも一歩抜け出せます。

パーソナルトレーナーの志望動機を書く前にやる3つの準備

志望動機は、いきなり書き始めるより「きっかけの深掘り」「応募先の研究」「経験の棚卸し」の3つを先に済ませたほうが、短時間で筋の通った文章にまとまります。

トレーナーを目指すきっかけはどう深掘りすればいい?

きっかけは「なぜ?」を3回重ねると、ほかの応募者と重ならない自分だけの理由に近づきます。

最初に浮かぶ理由は、多くの人が似た言葉になります。そこで、答えに対してさらに「なぜ?」と問い直していきます。以下は架空の例です。

  1. パーソナルトレーナーになりたい。なぜ? → 体を動かすことが好きだから
  2. なぜ自分で鍛えるだけでなく「教える側」になりたい? → ジムが続かないと悩んでいた同僚にメニューを組んだところ、3か月続いて感謝されたから
  3. なぜそれがうれしかった? → 自分の説明ひとつで、人の習慣が変わる手応えを感じたから

この例なら、志望動機の核は「説明の工夫で、運動を習慣にできる人を増やしたい」になります。あわせて「なぜグループレッスンのインストラクターではなく、1対1のパーソナルなのか」にも答えを用意しておきましょう。仕事の違いは「パーソナルトレーナーのなり方は?目指す方法や必要なスキル・勉強方法」でも解説しています。

応募先のジムについて何を調べればいい?

公式サイトと求人票から、応募先が「誰に・何を・どんな方法で」提供しているジムなのかを押さえましょう。

パーソナルジムと一口にいっても、主なお客様や得意分野はさまざまです。業態によって志望動機で触れやすい観点も変わります。下の表は一般的な傾向の例なので、実際の客層やサービスは応募先の公式情報で確かめてください。

業態の例主なお客様像の例志望動機で触れやすい観点
ダイエット・ボディメイク特化型期間を決めて体型を変えたい人運動と食事の両面で目標まで伴走する姿勢、記録と振り返りの習慣
女性専用ジム人目を気にせず運動したい女性、年代特有の体の悩みがある女性相談しやすい雰囲気づくり、細やかな声かけ
総合ジム・24時間ジム併設型マシン中心で自主トレーニングをする会員初心者が一人でも続けられる導線づくり、セルフトレーニングとの橋渡し
コンディショニング・シニア向け体力の低下や姿勢が気になる中高年安全への配慮、体調の変化に気づく観察力
競技者向け競技力を高めたい学生や社会人の選手競技特性の理解、パフォーマンス向上への関心

調べる手段は、公式サイトの理念やサービス紹介、求人票の「求める人物像」、公式SNSでの発信などです。体験セッションを受けられる場合は、カウンセリングの流れやトレーナーの声かけで印象に残った点をメモしておくと、志望動機に「自分の目で確かめた具体性」が加わります。

自分の経験のどこがトレーナーの仕事に活きる?

トレーナー未経験でも、前職や学生時代の経験の多くは「お客様対応」「継続の支援」「安全や記録の管理」のいずれかに言い換えられます。

これまでの経験トレーナー業務での活かし方の例
販売・接客初回カウンセリングでの聞き取り、専門用語をかみ砕いた説明
営業継続につながる信頼づくり、目標と期限を決めた進捗管理
事務・経理トレーニング記録や体組成データの管理、予約情報の正確な処理
介護・保育体力差や体調の変化への気配り、安全を優先する意識
飲食店の店長・アルバイトリーダー店舗運営の視点、後輩スタッフの育成
教員・塾講師相手の理解度に合わせた教え方、目標から逆算した計画づくり
部活動・競技経験練習メニューの組み立て、仲間を励まし続けた経験

棚卸しでは「何をしたか」で止めず、「何を工夫し、その結果どう変わったか」まで書き出すのがコツです。工夫と変化まで書けた経験は、そのまま志望動機の根拠として使えます。

パーソナルトレーナーの志望動機の書き方|4ブロックの型

パーソナルトレーナーの志望動機は、「結論」「きっかけ」「応募先を選んだ理由」「入社後の行動」の4ブロックで組み立てると、読み手が迷わない文章になります。

ブロック書く内容分量の目安
① 結論どんなトレーナーとして、このジムで働きたいか1文
② きっかけその考えに至った体験(行動と変化)全体の約3割
③ 応募先を選んだ理由なぜパーソナルなのか+なぜこのジムなのか全体の約3割
④ 入社後の行動今できること、学んでいること、入社後に最初に取り組むこと全体の約3割

結論を先に置き、理由と具体例で支え、最後に行動で締める流れは、いわゆるPREP法と同じ考え方です。履歴書の欄の大きさは様式によって異なるため、欄に合わせて分量を調整してください。この記事の例文は300字前後で作成しています。

書き出しの「結論」には何を書けばいい?

書き出しでは、「どんなトレーナーとして」「このジムで」働きたいのかを1文で言い切ります。

「どんな」の部分は、「誰の(お客様像)」と「何を支えたいか(提供したい価値)」を組み合わせると作りやすくなります。

伝わりにくいパーソナルトレーナーになりたいと思い、応募しました。

伝わる運動が苦手な人でも続けられるプログラムを提案するトレーナーとして、【初心者の利用が多い】貴社で働きたいと考えています。

最初の1文で方向性が決まっていると、後に続くきっかけや理由もその1文を支える内容に自然とそろいます。

きっかけの体験談はどこまで具体的に書く?

体験談は「いつ・何をして・どう変わったか」の3点がそろう程度に具体化し、2〜3文に収めるのが目安です。

体験談が長くなると、志望動機の主役が「応募先で働きたい理由」から「自分の思い出」にずれてしまいます。期間や回数などの数字を1つ入れると、短くても情景が伝わります。

また、印象を強めようとして事実より大げさに書くのは避けましょう。面接では体験談を深掘りされることが多く、話が食い違うと信頼を損ねてしまいます。

「どのジムでも言える理由」にしないにはどう書く?

「なぜ1対1のパーソナルなのか」と「応募先ならではの特徴」を、自分のきっかけと結びつけて書くことが大切です。

理念の言葉をそのまま引用して「共感しました」と書くだけでは、他社の理念に差し替えても文章が成り立ってしまいます。カウンセリングの進め方、主な客層、研修の内容など、サービスの具体的な仕組みに目を向け、自分の経験と重なる点を1つ選びましょう。

書き終えたら、応募先の名前をほかのジムに入れ替えて読み直してみてください。それでも違和感なく成立するなら、応募先ならではの要素が足りていないサインです。

未経験でも書ける「入社後の貢献」とは?

未経験者の「貢献」は、大きな成果の約束ではなく、すでに続けている行動と、入社直後に確実にできることで示します。

  • 学習中の内容(科目名、読んでいる専門書、資格の受験予定時期)
  • 前職のスキルですぐ担える業務(聞き取り、記録管理、店舗の清潔維持、受付対応)
  • 半年後・1年後に目指す姿(応募先の研修や評価の仕組みに沿って)

「必ず結果を出します」のような根拠のない断言より、「〇〇を続けているので、△△から任せてもらえる状態で入社します」と行動で語るほうが、採用側は入社後の姿を具体的に想像できます。

【状況別】パーソナルトレーナーの志望動機の例文6選

ここからは、4ブロックの型に沿った状況別の例文を紹介します。自分に近い状況の例文で、構成と具体化の度合いを確認してください。

例文の注意点:以下の例文は、書き方の説明用に作成した架空の人物・エピソードであり、実在の人物や企業とは関係ありません。【 】の部分は応募先に合わせて置き換える箇所です。そのまま使うと面接で深掘りされたときに答えられないため、構成の参考にとどめ、必ずご自身の経験で書き直してください。

未経験・異業種から転職する場合の例文

未経験から転職する場合は、前職で磨いた力がトレーナーの仕事のどこで活きるのかを具体的に示すことが大切です。

例文(架空):家電量販店の販売員から転職する28歳

運動に苦手意識がある方でも通い続けられるよう、わかりやすい説明で支えるパーソナルトレーナーとして、貴社で働きたいと考えています。家電量販店で7年間販売を担当し、機能の違いを専門用語に頼らず伝えることと、購入後の困りごとを確認する声かけを大切にしてきました。私自身、2年前にジム通いを始めた当初はマシンの使い方がわからず、何度もやめかけました。そのとき器具の使い方を丁寧に教えてくれたスタッフのおかげで続けられた経験から、継続を左右するのは説明の質だと実感しています。【初回カウンセリングで生活リズムまで聞き取り、無理のない通い方を提案している】貴社の方針は、私が販売で重視してきた姿勢と重なります。現在は解剖学と運動生理学の基礎を学んでおり、入社後は聞き取りと説明の力を活かして、お客様が次回の来店を楽しみにできるセッションづくりに取り組みます。

評価されやすいポイント

  • 自分の「続かなかった経験」を、お客様の気持ちがわかる強みに変えている
  • 販売職の具体的な工夫を、カウンセリングや説明という業務に結びつけている
  • 学習中の科目を書き、未経験でも準備を進めていることを示している

新卒・学生の場合の例文

新卒・学生の場合は、社会人経験がない分、学業や課外活動で「人の体や運動にどう関わってきたか」を具体的に書きます。

例文(架空):健康科学を専攻する大学4年生

一人ひとりの体力に合わせて運動を組み立てるパーソナルトレーナーとして、【シニア世代の利用が多い】貴社で経験を積みたいと考えています。大学では健康科学を専攻し、3年間、地域の高齢者向け体操教室で運営補助を務めました。同じ体操でも参加者によってできる動きの幅が大きく異なり、つらそうな方に椅子を使った動きを提案したところ「これなら家でもできる」と喜んでいただけました。この経験から、集団ではなく一人に向き合って指導を組み立てる仕事に強い関心を持つようになりました。【安全面の研修を重視し、年齢層に応じたプログラムを用意している】貴社であれば、学んだ知識を現場で使える力へと磨けると考えています。社会人としては未熟ですが、入社後はセッションの補助や受付業務を確実にこなしながら、【入社1年以内のNSCA-CPT受験】を目標に学び続けます。

評価されやすいポイント

  • 「3年間」「椅子を使った動き」など、課外活動の中身が具体的
  • 集団指導の経験から「1対1を選ぶ理由」を導いている
  • 未熟さを認めたうえで、入社直後にできることと学習目標を示している

スポーツ経験者(競技歴・部活動)の場合の例文

スポーツ経験者は、競技の実績そのものより、その経験から得た「人を支える力」や「一般のお客様との違いへの理解」を伝えると評価につながります。

例文(架空):大学までバレーボールを12年間続けた24歳

数字で変化を見せながら、お客様の意欲を引き出すパーソナルトレーナーとして貴社で働きたいと考えています。バレーボールを12年間続け、大学では副キャプテンとして部員30人の筋力測定の記録を担当しました。測定結果を一人ずつグラフにして返したところ、自主練習に取り組む部員が増え、成長が目に見えることの力を知りました。一方で、競技者向けの練習をそのまま一般の方に当てはめることはできないとも考えています。【体組成の測定結果を毎回共有し、目標までの道のりを見える化している】貴社のサービスは、私の経験を活かしつつ、一般のお客様に合わせた指導を基礎から学べる環境だと感じ、志望しました。入社後は記録と振り返りを丁寧に行い、お客様が小さな変化にも気づけるセッションを心がけます。

評価されやすいポイント

  • 競技成績ではなく「記録係として部員の意欲を高めた工夫」を強みにしている
  • 競技者と一般のお客様の違いを理解している姿勢が伝わる
  • 応募先のサービスの特徴と、自分の経験の接点が明確

資格取得中・スクール卒業者の場合の例文

資格取得中やスクール卒業者は、「何を学び、それをお客様のどんな場面で使いたいか」まで書くことで、学習の事実が強い根拠に変わります。

例文(架空):飲食店の店長からトレーナーを目指す32歳

体の仕組みにもとづいてフォームの理由を説明できるパーソナルトレーナーとして、貴社で働きたいと考えています。飲食店の店長を6年務め、立ち仕事で腰や膝に負担を感じるスタッフが多いことから、体の使い方に関心を持ちました。現在は週1回トレーナースクールに通い、機能解剖学やバイオメカニクス、カウンセリングの進め方を学んでいます。実技の授業でペアを組んだ際、関節の角度を少し変えるだけで相手の「効いている感覚」が変わることを体験し、理由を説明できる指導の大切さを実感しました。【トレーナー同士でフォーム指導を確認し合う勉強会を定期的に開いている】貴社であれば、学んだ理論を現場で磨き続けられると考えています。店長として培ったスタッフ育成や売上管理の経験も活かし、将来的には店舗運営にも貢献したいと考えています。

評価されやすいポイント

  • 学んでいる科目名と、実技で得た気づきが具体的に書かれている
  • 「スクールに通っている」で終わらず、指導でどう使うかまで言語化している
  • 前職のマネジメント経験を、中長期の貢献として示している

ダイエット成功など自身の体験がきっかけの場合の例文

自身のダイエット成功がきっかけの場合は、成功談の披露で終わらせず、「自分の方法が他の人にも合うとは限らない」という視点を加えると、指導者としての成熟度が伝わります。

例文(架空):1年かけて体重を落とした経験を持つ30歳の事務職

お客様の生活に合わせて、無理なく続けられる減量を支えるパーソナルトレーナーとして、貴社で働きたいと考えています。私は健康診断で指摘を受けたことをきっかけに、食事の記録と週3回の筋力トレーニングを1年間続け、体重を12kg減らしました。その過程で、同僚から相談を受けて同じ方法を勧めたところ、勤務時間が不規則なその同僚には合わず、長続きしなかったことがあります。この失敗から、成果を出すには方法を押しつけるのではなく、相手の生活を知ることが出発点だと学びました。【食事制限だけに頼らず、生活習慣の聞き取りをもとにプランを組み立てる】貴社の方針に強く共感しています。事務職で身につけた記録管理の丁寧さを活かし、入社後はお客様の食事や運動の記録から小さな変化を見つけ、前向きに続けられる声かけをしていきます。

評価されやすいポイント

  • 成功体験だけでなく、他人に勧めてうまくいかなかった経験から学びを得ている
  • 期間や頻度を示しつつ、減量の数値を誇張していない
  • 事務職の強みを、記録管理という具体的な業務に結びつけている

※体験談に書く数値は、事実どおりに書きましょう。健康上の理由で減量した場合も、病名や治療内容まで書く必要はありません。

ジム勤務経験者がパーソナルトレーナーを目指す場合の例文

フィットネスクラブのスタッフなど業界経験がある場合は、現場で気づいた課題と、それを1対1の指導で解決したい理由を軸にします。

例文(架空):総合フィットネスクラブでフロント・マシン案内を3年経験した26歳

入会したばかりのお客様が運動を習慣にできるまで伴走するパーソナルトレーナーとして、貴社で力を尽くしたいと考えています。総合フィットネスクラブで3年間、フロント業務とマシンの使い方の案内を担当してきました。その中で、入会から数か月で来館が途絶える方の多くが「何をすればいいかわからない」と話していたことが心に残っています。案内の時間だけでは一人ひとりの目標に合わせたサポートに限界があり、継続的に向き合える1対1の指導を仕事にしたいと考えるようになりました。【入会後の3か月間を重点期間とし、担当トレーナーが定期的に目標を見直す】貴社の仕組みは、私が現場で感じてきた課題に正面から取り組むものだと感じています。前職で身につけたマシンの安全な使い方の案内や、会員様への声かけの経験を活かし、入社後は早期にセッションを担当できるよう研修に全力で取り組みます。

評価されやすいポイント

  • 現場で見てきた課題が具体的で、パーソナルを選ぶ理由に説得力がある
  • 業界経験を「即戦力として担えること」に言い換えている
  • 応募先の仕組みと、自分が解決したい課題が一致している

スクールで学んだことを志望動機に活かすコツ

スクールで学んだことは、科目名を並べるのではなく、「学んだ結果、お客様に何ができるようになったか」に変換して書くと説得力が増します。

「スクールに通っています」だけでは弱いのはなぜ?

「通っている」という事実だけでは、何を身につけ、現場でどう使えるのかが採用側に伝わらないからです。

入社後の研修を用意している企業も多く、採用側にとっては「学んだ経験があるか」以上に「学んだ内容を自分の言葉で説明できるか」が判断材料になります。面接で「スクールで一番役に立った授業は?」と聞かれて具体的に答えられれば、学習の本気度がそのまま伝わります。

一方で、学んだことと現場で指導できることは同じではありません。「基礎を学んだうえで、現場で経験を積んで磨きたい」という謙虚な書き方のほうが、かえって信頼されやすいでしょう。資格の種類や選び方は「トレーナーにおすすめの資格は?種類や資格取得のメリットを解説」で詳しく紹介しています。

学んだ科目は志望動機にどう落とし込む?

「科目名 → 身についた視点 → 応募先での使い方」の順に1行ずつ整理すると、志望動機にそのまま使える文章になります。

学んだ科目の例身につく視点の例志望動機での表現例
運動生理学エネルギー供給や筋肥大の仕組み回数や休憩時間の理由を、お客様が納得できる言葉で説明したい
機能解剖学筋の働きから種目やフォームを考える視点狙った部位に効いている実感を持ってもらえるフォーム指導につなげたい
バイオメカニクステコの原理やトルクなど力学からの動作分析関節への負担に配慮したフォーム修正ができるよう、現場で経験を積みたい
栄養学栄養素の基礎やカロリーコントロール運動と食事の両面から、無理のない習慣づくりを提案したい
接客(カウンセリング・リスク回避)聞き取りの進め方、安全面の確認初回カウンセリングで体調や不安を丁寧に確認し、安全を最優先に指導したい

文章にするときは「〇〇(科目)で△△を学び、□□の場面で活かしたい」という形が基本です。科目を1〜2つに絞り、応募先のサービスと関係が深いものを選ぶと、ほかの応募者との違いが出ます。

DEED-STLで学ぶ内容は志望動機にどうつながる?

DEED-STLでは、座学と実技を組み合わせた全104時間のカリキュラムで学んだ内容を、志望動機で具体的に語る材料にできます。

DEED-STL パーソナルトレーナースクール東京新宿校の公式サイトによると、コースはグループ指導コースとマンツーマン指導コースの2種類で、週1回・4時間・全26回(合計104時間)のカリキュラムに加え、入学前の基礎講義動画(5時間)が用意されています。

  • 座学:運動生理学、栄養学、機能解剖学、ストレッチ基礎、バイオメカニクス、パーソナルトレーニング基礎、接客(カウンセリング、リスク回避、コミュニケーション術など)
  • 実技:トレーニング実技、ストレッチ実技、パーソナルトレーニング実技

上の表で紹介した科目はいずれもこのカリキュラムに含まれているため、受講後は「どの授業で何を学び、応募先でどう活かしたいか」を志望動機に書き込みやすくなります。

また公式サイトのコンセプトでは、「関東9店舗にジム展開」「年間延べ5万人の指導実績を反映した最新のトレーニング理論」を掲げており、卒業後については「日本最大手ジムサイトとも提携しており、就職サポートを受けられる」と案内しています。自社採用やフランチャイズ開業の道も用意されているとのことです。なお、NSCAの資格試験対策は別講座(NSCA対策講座)として用意されています。

学んだことを自分の言葉で語れるトレーナーを目指したい方は、カリキュラムの詳細や就職サポートの内容を、DEED-STLの無料説明会・資料請求で確認してみてください。

パーソナルトレーナーの志望動機でよくあるNG例と改善例

評価されにくい志望動機の多くは、「自分が得たいもの」だけが書かれていて、お客様や応募先への視点が抜けています。代表的な4つのパターンと改善例を見ていきましょう。

「勉強させてください」はなぜ評価されにくい?

「勉強させてください」だけでは、採用側がその人を雇うメリットを読み取れないため評価されにくくなります。

Yahoo!知恵袋には、ジムのアルバイト面接を控えた人から「トレーナーを目指しているので仕事を通して勉強したい」という志望動機が通用するか、という相談が寄せられています(2024年4月投稿)。回答では、その内容だと雇う側のメリットがわからない、という指摘がされていました。学ぶ意欲自体は大切なので、「学びながら何を提供できるか」とセットで伝えましょう。

NG例将来パーソナルトレーナーになりたいので、貴社で勉強させていただきたいです。

改善例トレーナーを目指して機能解剖学を独学で学んでいます。受付やマシン案内の業務では、学んだ知識を使って会員様の質問に正確に答え、混み合う時間帯の店舗運営を支えたいと考えています。

「トレーニングが好き」だけで終わっていない?

「好き」は動機の出発点としては問題ありませんが、それだけでは仕事として続ける理由やお客様への価値が伝わりません。

トレーニングが好きな応募者は多いため、「好き」から一歩進んで、その経験がお客様にどう役立つのかまで書くことが必要です。

NG例昔から筋トレが好きなので、好きなことを仕事にしたいと思いました。

改善例5年間トレーニング記録をつけてきた中で、体の変化を数字で追う面白さを知りました。成果が見えにくい時期に不安を感じるお客様に、記録を使って変化を実感してもらえるよう工夫したいと考えています。

研修制度や待遇が主な理由になっていない?

研修制度や休日の多さは応募先を選ぶ大切な条件ですが、志望動機の中心に置くと受け身な印象になりやすくなります。

研修に触れる場合は、「研修で何を身につけ、それをどうお客様に還元するか」までつなげると前向きな内容に変わります。

NG例研修制度が充実していて、未経験でも安心して働けると思い志望しました。

改善例配属前の研修でカウンセリングの基本を身につけ、販売職で培った聞き取りの経験と組み合わせることで、初めて来店されるお客様の不安を減らしたいと考えています。

「痛みを治したい」など医療行為と誤解される表現になっていない?

「腰痛を治したい」「痛みを取ってあげたい」など治療を連想させる表現は避け、運動指導の範囲でお客様を支える姿勢を書きましょう。

厚生労働省の通知では、医師などの免許を持たない者による医業は医師法第17条などで禁止されていると示されています。パーソナルトレーナーは診断や治療を行う立場ではありません。痛みや持病があるお客様には医療機関への相談を勧めるなど、専門職との役割分担を理解していることを示すと、安全への意識が高い人物として受け取られます。

NG例肩こりや腰痛に悩む人の痛みを、トレーニングで治してあげたいです。

改善例体力の低下や姿勢が気になる方に、安全を最優先にしながら無理なく続けられる運動を提案したいと考えています。痛みがある場合は医療機関への相談を勧めるなど、専門職との役割分担も大切にします。

面接でパーソナルトレーナーの志望動機を伝えるポイント

面接では、書類の志望動機を丸暗記して読み上げるのではなく、要点を自分の言葉で話し、深掘りの質問に具体的に答えることが大切です。

履歴書の志望動機は面接でそのまま話していい?

内容は書類と同じで構いませんが、文章を暗記するより「キーワード3つ」を覚えて話すほうが自然に伝わります。

たとえば未経験者の例文なら、「続けられる説明」「販売の7年間」「初回カウンセリング」の3語を軸にすれば、言い回しが多少変わっても話の筋はぶれません。まずは1分程度で話せる長さにまとめ、面接官から「詳しく教えてください」と言われたら体験談を補足する流れにしましょう。

パーソナルトレーナーは、お客様と1対1で会話しながら指導する仕事です。面接での表情や話し方も、お客様への接し方を想像する材料になると考えて臨むとよいでしょう。

志望動機を深掘りする質問にはどう答える?

深掘りの質問には、結論を先に述べ、事実にもとづく具体例を1つ添えて答えるのが基本です。よく聞かれやすい質問と答え方のポイントを整理しました。

深掘りされやすい質問の例答え方のポイント
なぜグループレッスンではなく、パーソナルなのですか?1対1だからこそできることを、自分のきっかけと結びつけて答える
ほかのジムにも応募していますか?正直に答えたうえで、応募先を選ぶ軸が一貫していることを伝える
今どんな勉強をしていますか?科目名や教材、学習の頻度を具体的に。資格の受験予定があれば時期も
成果が出ずに不満を持つお客様にはどう対応しますか?話を最後まで聞く、記録を一緒に振り返る、先輩に相談するなど手順で答える
体力的に大変な仕事ですが大丈夫ですか?勤務形態を理解していることと、自分の体調管理の方法を伝える
5年後にどんなトレーナーになっていたいですか?応募先のキャリアの道筋を踏まえ、段階的な目標で答える

選考は面接だけとは限りません。たとえばRIZAPグループの求人では、選考フローが「書類選考 → 筆記試験+オンライン面接1回(複数実施の可能性もあり) → 内定」と案内されています。筆記試験や実技の有無は応募先によって異なるため、募集要項で事前に確認しておきましょう。

提出前・面接前に確認したいチェックリスト

書き上げた志望動機は、次の10項目で見直すと抜けや表現のリスクに気づけます。

  • 書き出しの1文で「どんなトレーナーとして、どこで働きたいか」を言い切れている
  • きっかけに「いつ・何をして・どう変わったか」が入っている
  • 「なぜグループではなくパーソナルなのか」を説明できる
  • 応募先の名前を他社に入れ替えると成り立たない内容になっている
  • 入社後すぐにできることと、学んでいることが具体的に書かれている
  • 「勉強させてほしい」「研修が充実している」が主な理由になっていない
  • 「治す」「必ず痩せさせる」など、医療を連想させる表現や断定がない
  • 例文やインターネット上の文章をそのまま使っていない
  • 体験談の数字や経緯が事実どおりで、面接で深掘りされても答えられる
  • 書類では「貴社」、面接では「御社」と使い分けられている

パーソナルトレーナーの志望動機に関するよくある質問

Q. パーソナルトレーナーの志望動機が思いつかないときはどうすればいいですか?

A. まずは「運動やトレーニングで自分や身近な人に起きた変化」と「応募先の求人票で最も共感した一文」を1つずつ書き出し、その2つをつなげてみてください。材料がそろえば、この記事で紹介した4ブロックの型に当てはめるだけで下書きができます。それでも応募先との接点が見つからない場合は、そのジムが自分に合っているかを見直すきっかけにもなります。

Q. 資格がなくてもパーソナルトレーナーに応募できますか?

A. 応募条件は求人によって異なりますが、資格がなくても応募できる求人はあります。厚生労働省のjob tagでも、スポーツインストラクターの入職に学歴や資格は特に必要とされないと説明されています。資格がない場合は、学習中の科目や受験予定の時期を志望動機に書き添えましょう。資格の種類はトレーナーにおすすめの資格は?種類や資格取得のメリットを解説で紹介しています。

Q. 30代・40代からの応募は志望動機で不利になりますか?

A. 年齢だけで評価が決まるわけではなく、これまでの社会人経験をお客様への指導にどう活かすかを示せるかが大切です。なお、労働施策総合推進法により、事業主が募集・採用で年齢制限を設けることは原則として禁止されています(例外あり)。同世代のお客様の悩みに共感しやすいなど、年齢を強みに変える書き方を意識しましょう。パーソナルトレーナーに性別や年齢は関係ない!?もあわせて参考にしてください。

Q. アルバイトと正社員で志望動機は変えるべきですか?

A. 4ブロックの骨組みは同じで構いませんが、重点を置く部分を変えます。アルバイトでは勤務できる曜日や時間帯と、受付や清掃など現場ですぐ担える業務を具体的に書きます。正社員では、中長期のキャリアの目標と応募先への貢献の道筋を厚めに書くと、採用側の期待とかみ合いやすくなります。

Q. 志望動機と自己PRの違いは何ですか?

A. 志望動機は「なぜこの仕事で、なぜこのジムなのか」を伝える項目で、自己PRは「自分の強みで何ができるか」を伝える項目です。同じエピソードを両方に使うと内容が重なりやすいため、志望動機では強みを1つに絞って理由づけに使い、具体的な実績や詳しい説明は自己PR欄に回すと、書類全体の情報量が増えます。

まとめ|パーソナルトレーナーの志望動機は「なぜ・なぜここ・どう貢献」を自分の言葉で

パーソナルトレーナーの志望動機は、採用側が知りたい3つの問いに、自分の経験を根拠にして答える文章です。最後に要点を振り返ります。

  • 採用側は「なぜこの仕事か」「なぜこのジムか」「入社後にどう動けるか」と、学び続ける姿勢を見ている
  • 書く前に、きっかけの深掘り・応募先の研究・経験の棚卸しを済ませる
  • 「結論 → きっかけ → 応募先を選んだ理由 → 入社後の行動」の4ブロックで組み立てる
  • 「勉強させてほしい」「好きだから」「治したい」で終わらせず、お客様と応募先への価値に言い換える

まずはこの記事のチェックリストを手元に置き、自分の体験で下書きを1本作ってみてください。書いてみて「知識の裏付けが足りない」と感じたら、体系的に学べる環境を検討するのも一つの方法です。

“学んだこと”を自分の言葉で語れるトレーナーへ

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